第47回 ネット通販は拡大する?

皆さんはアマゾンなどのネット通販で買い物をしますか。私は本や水、ネットでしか買えないものなどを購入しています。しかし、何でもかんでもネットで買おうとは思いません。それは、面倒であったり、どんなものが来るかわからないという不安もあるからです。

ネット通販は、アメリカのような、広大で遠くまで出かけないと買い物ができないという国に向いているようです。日本では、国土が狭い上に流通網が高度に発達しているので、ネット通販はある程度の規模で止まるように感じます。

インターネットを通じて購入すると、何か時代の先を行っているような優越感を少し感じますが、そこに時間を使って世間相場よりいくらか安いものを買うのならば、帰宅途中に同じようなものを買ってしまうほうが、手っ取り早いということも言えます。

これと同じようなことがEメールにもいえます。いくらメールが便利だからといっても、何回もメールのやりとりをするのなら、電話で一回で済ませてしまう方が早いということもあります。このとき、一番大切なことは、新しい物に振り回されず、「どういう方法が一番効率的か」について考えることかもしれません。

第46回 みつばちの一生

皆さんはみつばちの一生をご存知ですか。孵化してからのみつばちの一生は,たった一ヶ月。その一ヶ月を次のように過ごします。最初の五日間は,巣のおそうじ係をします。六日目からは,ハチミツや花粉をしっかり食べて,ローヤルゼリーをたくさん分泌します。その後,お姉さんみつばちが集めてきた花の蜜を口で受け取り,巣房にためていきます。

この作業中にみつばちの体内の酵素により,花の蜜が変化してハチミツになります。16日目になると,やっと外に花の蜜を採りに行く仕事が与えられます。飛行方法や,距離,蜜源などは,お姉さんみつばちに教わります。

みつばちたちは,身振りで情報を伝え合いながら,みんなで協力してたくさんの花の蜜を集めます。集め終えたら巣に帰り,妹蜂に口移しで蜜を渡します。これが約2週間続き,最後は一人で巣の外でみつばちの一生を終えます。

この間たった一ヶ月。この一ヶ月の間に集めるハチミツはわずかティースプーン一杯。これを知ると,ハチミツの貴重さがよくわかります。

第45回 新たな散骨「宇宙葬」

遺骨を墓に収めず,焼骨を粉末にして山や海にまく「散骨」をする人が増えているようです。さらに最近では,「宇宙葬」という方式が加わり,人気を集めているようです。「宇宙葬」というとロケットの中に遺灰を入れ,宇宙へと飛ばすことを連想します。

しかし,バルーン工房(宇都宮市)が開発した「宇宙葬」は全く方式が違うのです。同社の開発した「宇宙葬」は,ロケットでなく大型バルーンを使用します。そのため,費用も約20万円程度で済むようです。使用するバルーンは直径約3mで,その中に遺灰の入った小型バルーンが入っているそうです。そして,空に浮かんだバルーンは,高度3万5000m付近の成層圏に到達すると,マイナス50度の冷気で凍り付いて破裂し,そこで遺灰がまかれるそうです。

まかれた遺灰は,長い間成層圏を漂い,いずれ地表におりてくるそうです。またバルーンも地表で分解して土に還る材料でできているそうです。この方式の利用者は,散骨のためにわざわざ海や山に出かける必要もなく,「いつでもどこでも空を見上げて手を合わせることができる。」との理由で,とても喜んでいるとのことです。

第44回 雪の利用

日本は世界でもまれな豪雪国です。日本人はこの雪に長年悩まされてきました。例えば札幌では,1シーズンに約6mもの降雪があり,その除雪作業だけでも150億円かかるそうです。しかし最近では,この雪を上手に使おうという動きが出てきたようです。

北海道美唄市では,99年に雪を使った雪冷房マンションができ,好評のようです。これは,冬の間に積もった雪をため,夏の冷房に利用するというものです。雪には除菌や除湿作用もあるため,この方式を利用するとクリーンでさわやかな空気を提供でき,費用も通常のエアコンの3分の1ですむそうです。

また北海道の沼田町では,5000tの巨大な雪山をつくり,溶けた水を農産物の生産施設に送ったり,米や椎茸などを低温貯蔵しています。雪で低温貯蔵した食品は,電気での低温貯蔵に比べ費用も安く,しかも味がまろやかになるそうです。

このような技術が開発されると,雪が厄介者から新しいエネルギー源として注目されることになるでしょう。

第43回 チアシード

皆さんはチアシードと言う食品を知っていますか。これはその昔マヤやアステカらの先住民族が大切に食べていた植物の種です。これにはタンパク質、オメガ3、必須脂肪酸などが入っており、とても栄養価が高いそうです。私はこのチアシードをある人から知り、試してみてびっくりしました。水に入れるとこのようにゼリー状になってしまうのです。少し見ると蛙の卵のようですが、食べてみるとなんとも不思議な食感でやみつきになります。興味のある方は試してみてはいかがでしょうか。
(写真はこちら:http://www.tsumugi.ne.jp/photo/yomoyama/20141224.html)

第42回 教育という病

先日、ある塾の先生からすすめられて標記の本を読みました。今では、私は塾の現場から離れているので学校の実態はわからないのですが、この本を読んで「今、一部の学校はこうなっているのか」と大変驚きました。

1つは運動会における組体操の問題です。組体操のうちに人間ピラミッドというものがあります。
これは、四つんばいになった生徒の上に次々に生徒が乗り、高い場合では10段にものぼるピラミッドを作るそうです。これは「感動」「一体感」「達成感」といったものを目的に行われているようです。しかし、このピラミッドが崩れた時の恐ろしさは軽視されているようです。

例えば10段のピラミッドの場合、その高さは数メートルに及び、一番負荷のかかる生徒は何と240Kg近い重さを背中で受けとめなければならないそうです。これに耐えられず、このピラミッドが崩れたとすると、一番上の生徒は数メートルの高さから落下することになります。また、下の生徒には一気に大きな負荷がかかり、腕の骨が折れるどころか、腰などの複雑骨折も起き、半身不随となってしまい、一生を棒に振るという事故も起きているようです。

その本では「教育とは『善きもの』である」という前提で、このような理不尽なことが学校内で起きていると指摘しています。「学校の常識は世間の非常識」という言葉もありますが、地域社会の目や意見も踏まえ、子どもたちを健全に育てていきたいものです。

第41回 「下條村」に学べ

皆さんは、長野県にある下條村をご存知ですか。これから日本は、人口減少や高齢化が急速に進んで、「消滅危機」の市区町村が増えてきます。その中にあって、下條村は早くも活性化に大成功した村です。

下條村では村長のもと、次のような方策を立てたそうです。
1.国の補助金無しで、若者向けの村営住宅を建て、2LDKで33,000円の家賃で貸し出した。ただし入居の条件は、子持ちか結婚予定者のみとして、村の行事参加と消防団に加入とのこと。
2.子どもは高卒まで医療費を無料にし、教育費は国の半分以下に下げ、子育て応援基金を作った。
3.役場の職員を民間企業に出向させて、民間の厳しさを学ばせ、人員を半分にした。

その他にもいろいろな無駄を省き、その結果浮いた費用を使い、出産祝いを20万円も出したり、子育て世代を優遇する方策をどんどんとったそうです。その結果、出生率は全国平均(1.41)を上回り、1.86となり、全国から「若者が集まる村」と注目されているそうです。

塾にとって、出生率増加は嬉しいニュースです。下條村でできたことを国でもすれば、日本はもっと繁栄するだろうなと感じました。

第40回 良い習慣を身につける練習

先日のブログで、社会活動家のプレム・ラワット氏の講演内容について書きました。氏の話したことについて,さらに私が感じたことを書きます。

私はスポーツが好きで,冬にはスキーをします。私は出身が山国のため,中学生の頃からスキーをしていました。ですから,スキー歴は何と55年になります。しかし,私はそれを我流で覚えたために,練習を積んでもいつまでたってもうまくなりませんでした。特にスキーは板がカービングという形になり,昔の滑り方とは変わってしまいました。

そこで私は自己流の練習をやめ,初心に戻ってスキースクールに入り,一から滑り方を学びました。すると,徐々にスキーが上達してきました。時々昔の悪い癖が出ますが,その度ごとにコーチの指導を思い出し,「良い型」が身に付くよう何回も練習しています。

私は,プレム・ラワット氏のいう,日常生活における「日々の練習」とは正にこれと同じことだと思いました。つまり,「すぐにカッとなりやすい」などの悪癖を反省せず,それを毎日毎日やり続けると,その癖がますます強く固まってしまい,悪くなる一方となります。そしてまわりの人はどんどん離れていきます。

その反対に,「人に優しく,いつも感謝の気持ちをもって人と接しよう」と思い,「ありがとう」などの言葉をたくさん言うような「練習」をしている人のまわりには,多くの人が集まってきます。私は「倫理法人会」という早朝勉強会で「人としての良い生き方」を学んでいますが,そこでの学びを日々生かし,たくさん「練習」して,ますます自分を磨いていこうと改めて思いました。

第39回 毎日の練習

「毎日の練習」というと、何かスポーツのトレーニングのように思われます。しかしそれは、そのような種類のトレーニングだけにとどまらず、日常のささいなことにも通じるとのことで、この「毎日の練習」というアイデアは、社会活動家のプレム・ラワット氏の文章からいただきました。

例えば、すぐに怒ったりする人のことを考えてみましょう。

その人は、「何かちょっとしたことがあると、すぐ怒る」という練習を毎日行っているそうです。そして、それを積み重ねることにより、「何かあったらすぐ怒る」ということをますます上手にしているとのことです。

その一方で、普通の人ならカッとなって怒ることでも、平然として、ニコニコとやりすごせる人もいます。そのような人は「いつも平然としてやさしくしている」という練習を日々していることでしょう。ラワット氏の文を読んで、私もいつもニコニコし、穏やかな気持ちでいるように日々練習を積み重ねていきたいものだと、意を強くしました。