第131回 街頭でのチラシ配り

よく、街角でチラシやティッシュを配っている人を見かけます。その時、皆さんはどのようにされていますか。

私自身は、学生時代にチラシ配りのアルバイトをしたことがあります。また塾を経営していた頃は、学校の校門前などでチラシ配りをした経験もあります。この仕事をしていて一番嬉しいことは、何といってもチラシを受け取ってくれた時です。逆に、一番辛いのは、つっけんどんに「いらないよ」という感じで無視されることです。通行人の中には、一旦は受け取るが、しばらくしてポイと道に投げ捨ててしまう人もいます。

チラシを撒く側とすると、このような時はとても惨めな気持ちになります。また、その惨めな気持ちのまま次の人にチラシを渡そうとすると、その暗い気持ちが敏感に相手に伝わり、チラシを受け取る率が低下してしまいます。すると、ますます惨めな気持ちになり、更にチラシの受け取り率が低下するという悪循環が起きます。チラシ配りのアルバイトをしている人にとっては、チラシを配りきることがノルマとなっているので、このような状態が続くと泣きたい位の気持ちになります。

私は経験上、配っている人のそんな気持ちがわかります。そこで、私は街頭でチラシを配る人がいたら、できるだけ受け取るようにし、「ありがとう」と声を掛けることにしています。そうすると、チラシを配っている人も嬉しそうにして、「ありがとうございます」と返してくれます。

些細な事かもしれませんが、世の中を少しでも明るくしていくために、こんな心配りも大切かもしれません。

第130回 ある施設での体験

私はある週末、京都から2時間ほど行った所の滋賀県のレジャー施設に泊まりました。年2回、もう30年も続いているテニスの親睦会がそこであるからです。テニスの仲間は、ほとんどが皆60代か、70代前半ですが、絶えずテニスで体を鍛えているせいか、皆とても元気です。半年ごとにお互いの健在ぶりを確認しつつ、また半年後の再会を誓っています。

さてその施設で、こんなことに出会いました。もう何年もその施設を利用しているので、その施設から定期的にコーヒーの無料券等の入ったDMが送られてきます。そのため、その宿に着いたらそれを使って無料のコーヒーを飲み、運転の疲れを癒すのが楽しみです。今回同じようにそのチケットを使ってコーヒーを飲もうとしたら、「それは6月から使えるチケットなので、今日は使えない」とのことでした。「無料でコーヒーを飲むのなら、もう一つ前のDMのチケットなら使えるので、そのチケットを持ってきてもらうか、有料で飲むかしてください」とのことでした。コーヒー一杯のことで目くじらを立てるのも大人気ないと感じ、有料で飲みましたが、何か釈然としませんでした。また、帰りには、いつも購入するお土産を今回はやめようかな、などとも思いました。

もしこのような時、「お客様いつもご利用ありがとうございます。これは6月からしか使えないチケットですが、いつもご利用いただいているのでこれでも結構ですよ。さらに、もう1枚6月から使えるチケットを差し上げますので、またぜひお越しください。」と対応したらどうでしょうか。たったコーヒー一杯の事ですが、何か機会があったらまた来ようかと言う気にならないでしょうか。

最近は、臨機応変な対応よりも、杓子定規で対応されるようなことも多いように感じます。どんな仕事でも、お客様の気持ちや立場に立った対応を心がけたいものだと感じました。

第129回 口や体は何のためにあるの?

世の中には、五体満足な体で生まれてきても、その体を悪いことに使って、自分の人生をだめにする人もいます。逆に、体が不自由であっても、世の中の人々を元気付けたり、人の役に立つよう努力する人もいます。

元中学教師の腰塚勇人氏は、36歳の時にスキー中の事故で首の骨を折り、全身の機能を失い、食事も風呂も排泄も、看護師の介助なしではできなくなってしまいました。そのため、毎日死ぬことばかり考えていたそうです。

そのような環境の中で、周りからの励ましのお陰で、「懸命にリハビリに励み、もう一度教壇に立とう。」と決意したそうです。その事故から4ヶ月後、過酷ともいえるリハビリを乗り越え、氏は本当に教壇に戻ってきました。

その後、氏は天から与えられた体の大切さを、生徒や周りの人々に訴え続けました。氏はそのメッセージを後述のような「五つの誓い」としてまとめています。私は、この「五つの誓い」を読んで「全くその通りだ。『口、耳、目、手足、心』を本来の目的でないことに使っている人が何と多いことか。私自身も絶えず心掛けよう。」と感じました。

「五つの誓い」は次の通りです。「口は人を励ます言葉や感謝の言葉を言うために使おう/耳は人の言葉を最後まで聴いてあげるために使おう/目は人の良いところを見るために使おう/手足は人を助けるために使おう/心は人の痛みが分かるために使おう」

第128回 『ガンで余命ゼロと言われた私の死なない食事』

私は健康維持に人一番敏感です。先日は、上記のタイトルの本を読みました。

この本の著者は神尾哲男さんといって、フレンチレストランのシェフをされていた方です。氏は51歳の時、腰に激痛が走り、救急車で病院に担ぎ込まれました。診察の結果は末期ステージ4の前立腺ガンでした。しかも、そのガンは脊髄3ヶ所と左鎖骨、鼠径(そけい)部のリンパ節にまで転移していたそうです。その時、医者からは「いつ死んでも不思議ではない」と言われたそうです。

氏の今までの生活は次の通りでした。お酒をたくさん飲み、タバコを吸いまくってきました。ジャンクフードを食べまくり、夜中に暴飲暴食をしました。甘い物が大好きで、羊羹を1本まるごと恵方巻きのように食べたりもしました。また、喫茶店で人と話す時も、シュガーポットの角砂糖をつまみながらガリガリやっていました。やはり、このような食生活や生活の乱れがガンを引き起こしていたようです。

その後、氏は即入院し、手術を受けたり、ホルモン治療を受けたりしたそうですが、ちっとも回復の兆しはありませんでした。そこで氏は、「俺は料理人だ。食で病を治すんだ!」と決めて、「食」の研究に没頭し、日々実践しました。そこで辿り着いたのが、今から50年ほど前の日本人の食事でした。

また、マクロビオティックについても研究し、その食事も2年ほど続けました。その結果、体質が変わり、ガンの進行はピタリと止まりました。その後、やはり体に力を与えるにはタンパク質も必要だと気付き、肉や魚も食べるようにしました。