第146回 最近読んだ面白い本

私は休みの間に『バッタを倒しにアフリカへ』前野ウルド浩太郎 著〈光文社新書〉という本を読みました。私自身は理科系出身であるために、観察や実験に慣れ親しんでいます。また、大学時代には、ヨーロッパ放浪をしたことがあるため、貧乏旅行や現地の人々との交流などに馴染みがあります。

この本は、ポスドクの著者が、背水の陣を敷いてアフリカにバッタ研究に行く話で、読み始めたら止まらないくらい面白いものでした。将来、研究者を目指す高校生にもお勧めの本だと感じました。

第145回 AIの波

先日、AI革命についてのセミナーに行ってきました。それを聞いて、今後世の中がどう変化していくのか、おぼろげながら分かった気がしました。
今後数年間のうちに、AIは必ず私たちの生活や仕事の中に入ってくることでしょう。

例えば、焼きたてのパンを売り物にしているパン屋さんについて、考えてみましょう。そのパン屋さんに、新人のアルバイトの人が入ってきたとします。初めにその人は、どんなことで困るでしょうか。

それは、たくさんあるパンの種類とその値段を覚えることです。それらは、見た目はほとんど変わらないのに、中身や値段が皆、違います。そのために全部覚えきれず、レジ打ちに時間がかかったり、ミスをしてお客さんのクレームになったりしがちです。

そこで登場するのが、パン屋さんの画像認識システムです。これはベーカリースキャンといって、すでに導入されているものです。その仕組みは次の通りです。
1)お客さんがトレーにパンを載せ、レジ横のテーブルにそのトレーを載せる。
2)テーブルの上にはカメラがついていて、そのカメラでトレーのパンを写す。すると、パソコンの画面に映ったパンの画像にかぶさって、パンの名前と金額が表示される。

3)レジの人もお客もその画像を確認し、合計金額を知り、お客はその金額を支払う。
いかがでしょうか。このようなシステムを導入すれば、新人のアルバイトの人は、パンの名前も金額も覚える必要がないため、初日からでもレジに立つことができることでしょう。
これは、AI利用のほんの一例ですが、今後、このような場面は生活の至る所で見られるようになることでしょう。

第144回 お腹を温める大切さ

私は一度お腹をこわしてしまってから、より一層体調管理に気をつけるようにしています。私は、誰でもできる健康管理は次の2つだと思っています。
(1)食物を口に入れたらすぐに箸を置き、30回以上噛んでから飲み込む。
(2)冷たい物をできるだけ食べないようにする。冷たい物を飲んだり食べたりするときは、しばらく口の中に含み、温めてから飲み込む。

フーテンの寅さんの映画などを見ると、外で体を張って仕事をする人たちは、たいてい腹巻きやサラシを巻いています。私は、そのスタイルは格好の良さとかではなく、彼らが経験的にお腹を温める大切さを知っているからではないかと推測しています。私は、冷たい物をとらなくなって以来、ますます体調が良くなりました。

ところで、暑い中、テニスなどのスポーツをするときに冷たい飲み物を飲まなくても、体を冷やせる便利なグッズを見つけました。それは、ドラッグストアやゴルフショップなどに売っている氷嚢です。アイスキューブを入れた氷嚢をプレイの合間などに脇の下に挟んだり、首筋に当てると、すぐに体を冷やすことができます。きっと、氷嚢が首筋にある太い動脈を流れる血液を冷やすために、体の各部の体温を下げることができるようです。

暑い中でのスポーツなどをされる場合には、是非お試し下さい。

第143回 腸を守る大切さ

私は先日、何年ぶりかにお腹を壊してしまいました。原因は、冷たいものの摂りすぎのようです。体の中で、腸はとても大切な臓器です。腸の専門家の本を読むと、「熱中症は体の表面の体温は上がるが、体内は冷えて悪寒がする。よって、治療法としては、体の表面を冷やしながら朝鮮ニンジンなどの体内を温めるものを摂るとよい」と書いてありました。

確かに、昔の農家の人たちは、暑い夏に農作業をするときでも、熱いお茶を持って行きました。そこで私も、暑いからといって冷たいものを摂るのをやめ、あたたかい白湯を飲むようにしたところ、かえって体調が良くなりました。

また最近は、森永乳業が7年の歳月をかけて開発した「シールド乳酸菌M-1」が人気なようです。この「シールド乳酸菌M-1」は、ヨーグルトなどに入っている「生菌体」ではなく、加熱殺菌された菌ですが、生死とは関係なく効果を発揮するそうです。特にウイルス感染を防ぐ(シールドする)のに有効だそうです。

この菌は、永谷園の「1杯にシールド乳酸菌100億個みそ汁」にも利用され、人気を博しているそうです。腸内フローラを健全に保つことが、健康の基本ですから、私もこのことを知り、「シールド乳酸菌M-1」を試してみたくなりました。

第142回 『肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい』

先日、上記の本を読みました。というのも、94歳になった母は、最後に誤嚥性肺炎になりかかって入院し、それがきっかけで亡くなってしまったからです。食べ物がうっかり肺に入り、それがもとで肺炎になってしまう誤嚥性肺炎は、本当に怖い病気だと思います。

人間も動物も、食べられなくなったら死に近くなるといいます。母も、最後は食物を飲み込む力が弱くなり、やっとの思いで食事を食べていました。飲み込む力が弱るのは、致し方のないことだと思っていましたが、この本では、その力は鍛えることができると書いてあり、とても驚きました。

その本によると、人は40代、50代の頃から飲み込む力が衰えてくるそうです。例えば、皆様にはこんなサインがないでしょうか。
・食事中にむせたりせきこむことが多い。
・しょっちゅう咳払いしている。
・以前より声が小さくなった。
・薬やサプリメントなど、大きめの錠剤を飲みにくく感じるようになった。
これらは皆、「飲み込む力の低下のサイン」だそうです。

飲み込む力は、発声機能と密接に関連しています。大きな声でしゃべったり、歌ったり、笑ったりすると、のど仏が盛んに上下します。この動きを頻繁にすると、のどの筋肉が鍛えられるそうです。ですから、「カラオケ」「おしゃべり」「笑い」はとてもいいようです。

こうしてみると、一人暮らしの老人などで、人とのおしゃべりや笑うこともせず、テレビばかり見ている人などは、どんどんと誤嚥性肺炎にかかりやすくなっているのかもしれません。では、飲み込む力を鍛えるにはどうしたらいいのでしょうか。

まずは小まめに歩く習慣をつけ、体を鍛え、基礎体力をつけることだそうです。また、口を横に広げて「イィー」と言ったり、サランラップの筒に丸めた新聞紙を詰め、吹き矢のようにして遊ぶことも、飲み込む力を高めるのに有効だそうです。

もし皆さんのお近くの人で、飲み込む力の低下の疑いがある方がいたら、是非、以上の事を心掛けるよう勧められたらどうでしょうか。

第141回 平衡感覚を鍛える

多くの人にとって、健康管理は大切な問題なので、私のブログの内容について「とても参考になる」と感謝の言葉も多くいただいております。そのようなお言葉をいただくと、「少しでも役に立っているようで良かった」と、うれしく思っています。

さて今回は、加齢と平衡感覚についてお話ししたいと思います。

年齢がいき、また運動不足などがたたると、耳の奥にある三半規管などの平衡感覚器が鈍ってきます。すると、片足立ちが数秒しかできなかったり、転びやすいなどの問題が生じます。

転んで骨折などをしてしまうと、寝たきりになってしまう恐れもあるため、平衡感覚器のトレーニングも大切です。「最近よろけやすくなった」「ゴルフの斜面打ちでダフりやトップが多くなった。また、パターが下手になった」などの現象も、平衡感覚器の衰えからきている場合が往々にしてあります。

私自身も、庭いじりなどの際にバランスを崩しそうになったりするので、気をつけています。そのような場合は、平衡感覚器を鍛えるための道具である、バランスボードを使うと有効です。それは、直径40㎝ほどの円盤状をしたコマのような運動器具で、値段は3千円程です。

私は毎朝3分間はそれにのり、平衡感覚器を鍛えています。最初は5秒もしないうちにバランスを崩していましたが、毎日のり続けていると、3ヶ月たった今では、3分間でもじっとしてのっていられます。これは、平衡感覚器の感度が高まったことがあるでしょう。また、平衡を保つために働く、体の内部にある細かな筋肉が鍛えられたことによるものだと思います。

このようなことにご興味のある方は、是非、平衡感覚などについて調べてみてはいかがでしょうか。

第140回 果汁入のジュース

世の中には、果汁100%とか20%とかのジュースがよく出回っています。私も、ビジネスホテルの朝食などでそれらのジュースがあると、ついつい「健康のため」などという感じで飲んでいます。

さて、それらは本当に「健康のため」になるのでしょうか。果汁20%のジュースを100ml作るには、20mlの本物の果汁に80mlの水を加えます。しかし、それだけではあまりに水っぽいものとなり、とても飲めたものではありません。

そこで、製造者はガムシロップを入れ、更にクエン酸を0.5g、それにオレンジ香料を加えてよく撹拌して加工します。これで100%果汁入りのジュースと同じような、味と色合いを作り出すことができるのです。

いかがでしょうか。果汁20%のジュースは本物の果汁が20%入っているものの、残り80%は合成甘味料や香料からできている液体です。果たしてこのような液体を飲むことが「健康のため」になるのでしょうか。このようなことを知って、私は食事の時の飲み物は、ごくシンプルに「いつも水」にしようと思いました。

第139回 あいうべ体操

皆様は1年ほど前にこのメルマガでご紹介した、口の体操「あいうべ」を覚えておられるでしょうか。私はその「あいうべ」を知って以来、毎日お風呂の中で20回やることを継続しています。すると、大きなうれしい変化がありました。

先日、昔からの友人と久々に、一泊の温泉旅行に行ったときのことです。出会うなり、友人は私に向かって「おまえ、何か昔より若返ったようだな」と言ってくれました。「昔はおまえのイビキに悩まされていたけれど、昨晩は全然気にならなかったぞ」という言葉をもらいました。

多分そられの変化は、毎日欠かさず「あいうべ」をやり続けたたまものだと思います。まず、「あいうべ」により、顔の筋肉がよく動くようになります。そのために、顔の表情が豊かになり、それが若返ったような印象を与えたのだと考えられます。また、「あいうべ」は、舌の筋肉を発達させます。すると、舌が口の下にだらりと垂れ下がるのが改善されます。つまり、舌が口の途中でピンと保持できるようになるのです。そのために、イビキがましになったと考えられます。

この体験により、私は、やはり「継続は力になるのだな」としみじみと感じました。「あいうべ」はお金も時間もかからず、誰にでも簡単にできる体操です。ご興味のおありになる方は、是非トライされてみてはいかがでしょうか。

第138回 『弱者の流儀』

先日、野村克也氏の書いた上記の本を読みました。氏は、京都北部の田舎の貧乏一家で育ったとのことで、野球を極めれば貧困から脱却出来る、と必死になって野球に打ち込んだそうです。

氏は、テスト生として南海に入り、下積みの苦労を重ねました。そこでは、ひたすら人一倍バットの素振りをしたそうです。他の人が一人、二人とその習慣を止めてしまう中、氏だけは2年、3年と続けたそうで、そのような基礎訓練が後々に大きな力を発揮したそうです。

私自身は、野球中継はほとんど見ないので、書いてある内容はあまりよく分かりませんでしたが、野球のかけひきの面白さなどは、とても興味をそそられました。巨人軍などは、お金をかけて強い選手を集めていますが、それだから勝てるというものではないことが分かり、野球の奥深さを知ることができました。

会社経営でも、お金も人材も豊かな大企業が、全てに強いわけではありません。弱くて小さな会社でも、全員が一丸となり、智恵をふり絞って生き抜いていけば、道が開けると感じました。この本は、野球好きのリーダーや幹部社員の方にぴったりだと思いました。

第137回 伊吹山登山

私は先日、山好きな大学時代からの友人に誘われて、日本百名山のひとつである伊吹山に登ってきました。伊吹山は、岐阜県と滋賀県との境界を成し、山頂からは眼下に、琵琶湖、比良、比叡の山々や日本アルプス、伊勢湾まで、一望の大パノラマが堪能できます。

また古くは、『古事記』や『日本書紀』にもその名が記され、日本武尊(やまとたけるのみこと)の伝説にも登場する、歴史的な山です。
(写真はこちら:http://www.tsumugi.ne.jp/photo/yomoyama/170612.html

午前9時に山麓からスタートして、山頂には、やっと午後1時に辿り着くという、少しハードな山行でした。しかし、途中のお花畑の美しさは、その疲れも吹き飛ばしてくれました。山頂は涼しく、持参した弁当を美味しくいただくことができました。

ただ驚いたのは、山頂には売店や食堂があり、たくさんの観光客がいたことです。それもそのはず、わざわざ4時間もかけて登山する必要も無く、ドライブウェイを使えば、山頂近くまで車で来れてしまうからです。

下山にはおよそ2時間半を要しました。最後の方になると、さすがに膝が少し痛くなりましたが、何とか麓に辿り着くことができました。

日常、登山については特別なトレーニングはしていませんが、家から会社までの道のりを、自転車をあえて使わず歩いて行く、などの日々の習慣もプラスに働いたようです。秋には、また違った山にトライしてみたいものです