第207回 日本の国は「わからない!」

外国人が日本にやってくると「わからない!」ことが多くあるそうです。例えばウォシュレット。ウォシュレットは日本独特のもので、ヨーロッパなどではまだ広まっていません。そこで、外国人がウォシュレットに遭遇すると、何が何だかわからず、そこら中のボタンを触りまくり、お尻がびっしょりになって、パニックになったりするそうです。また、「旅館」にしてもそうです。「夜は部屋食で、適当な時間に仲居さんが布団を敷きにきてくれる」などの文化は、外国人には全く理解できないそうです。

日本人はそんなことは当たり前だと思っていても、外国人にはわからないことだらけのことが多いようで、外国人の立場に立って、いろいろな説明書きを用意しておくことが大切なようです。そういうことを理解して、私たちが外国に行くと「わからない!」と感じることは少ないと気付きます。それだけ、外国の文化が日本に入り込んでいるからでしょう。

私が一生のうちで一番「わからない!」と思った体験があります。それは五十年前、トルコからインドに向けてバスで旅行した時のことです。バスがイランのある町でトイレ休憩で止まり、そこで入ったトイレがそれです。トイレの中にはトイレットペーパーはなく、あるのは水瓶に入った水とひしゃくです。私はあの時の狼狽ぶりを、今でも昨日のことのように覚えています。

第206回 私たちの人生を操る怖いもの

このタイトルを見て、皆さんは何を感じますか。この「もの」は、気が付かないうちに体の中に入り込んで、私たちの意に反して動き回り、私たちの人生を操っています。そして、それをコントロールするのはとても難しいものです。ただ俗に言う「成功者」と呼ばれる人たちは、これを上手に味方にして、苦労なく欲しいものを手に入れています。一体それは何でしょうか。

それは「習慣」です。習慣は、何も考えずに勝手に体が動いてしまうので厄介です。私も、少し時間のあるとき、フェイスブックやユーチューブなどを見始めると、ついダラダラとそれを見てしまいます。後になって、「それよりも、まだ読んでいない本を読むべきだった」などと後悔します。このように、習慣とは厄介なものです。

悪い習慣を断ち切り、前向きな習慣を身につけるには、絶えず自分自身に対して「今のままでいいのか」という厳しい目を向けたり、「変えよう!」という強い決意が必要です。

私自身は「毎朝早く起きて、ストレッチや筋トレを30分程度してから会社に行く」などの習慣はできていますが、晩御飯の時に、ついついお酒を飲みすぎてしまうなどの習慣は直せていません。飲む量を適正にするには、どういう動作やルールを自分の新しい習慣として加えていくかを、今後は考えて、実行していくことが大切なのかもしれません。

第205回 日本人の3人に1人がかかる病気

このようなタイトルを見ると、多くの人は「それはガン?」と思われるかもしれません。いえ、違います。それは「痔(じ)」です。

私もかつて密かに悩んだことがありました。私の場合は、しばらくしたら自然に治りましたが、世の中には医者に行くことが恥ずかしく、ずっと悩んでいる人も少なくないようです。また医者に行くと、手術を勧められるのではないか」と恐れている人もいることでしょう。

私は先日、そのような人に是非おすすめしたいという本を読みました。その本のタイトルは、『38万人を診た専門医が教える 自分で痔を治す方法』平田雅彦著〈アチーブメント出版〉です。これを読むと、痔は生活習慣病の一種なので、生活スタイルを変えれば3ヶ月で改善できることがわかります。さらに、それだけではなく、血圧や血糖値、中性脂肪やコレステロールの数値が下がる、体重がスルスルと減るなどの効果も生まれるそうです。

痔は肛門の粘膜の炎症が原因です。その炎症を引き起こす要因は、次の7つです。
① 便秘、下痢
② 飲酒
③ 女性の生理
④ 肉体疲労
⑤ ストレス
⑥ 冷え
⑦ 長時間のデスクワーク
このような一見、何でもないようなことの積み重ねが「痔」を引き起こすそうです。

逆に「痔」を直すには、これらの要因を改善することが大切とのことで、手術は最後の手段のようです。詳しくは本書に譲りますが、これを読んで、私の場合はお酒の飲み過ぎには気をつけようと痛感しました。私が痔になったときを振り返ってみると、過度な飲酒をしたときでした。この本に書いてあることは、正にその通りだと思いました。

第204回 『生きている会社、死んでいる会社』

私は今、上記の本を読んでいます。良い会社や塾とはどんなことをいうのでしょう。決して規模が大きいとか、よく利益が出ているというものではないようです。この本では、「生きている会社」とは、会社全体が大きな熱を帯び、理詰めで考え、行動し、新たな創造に向かって社員達の心が奮い立っている会社のことだそうです。

また、「生きている会社」であり続けるための鍵は、「新陳代謝」にあるそうです。会社がいかに創造的な活動をしても、優位性を失った部門を引きずっていたり、価値を生み出さない無駄な業務をしていたり、未来に向けての挑戦に逡巡する幹部が足を引っ張っていたりしては、会社の発展はないそうです。

この本を読んでいて、「会社の内部の新陳代謝」とか「何を捨てるか」などの重要性を考えることができ、とても有益でした。このようなことにご興味のある方は、一読されてみてはいかがでしょうか。

第203回 最近の子どもと言葉

先日の日曜日、久々にテレビで「サザエさん」を見ていて気付いたことがあります。それは、「言葉と時代の変化」です。「サザエさん」の時代は私の幼少年時代と重なり、家族4~5人に加え、おじいちゃん、おばあちゃんとの同居などがよくありました。

「サザエさん」を見ていると、そのような家族関係の結果、その中で多くの会話が飛び交います。そして、その会話が豊かで日本語がとてもきれいです。また、その中には「よく使われる四字熟語」なども入っています。例えば、カツオがいたずらをして、それがサザエさんに見つかり、叱られそうになると「これは絶体絶命のピンチだ」などのフレーズが出てくる点です。

私たちの子どもの頃は、このような豊かな言葉の中で育ち、知らず知らずのうちにいろいろな言葉を身につけてきました。しかし、今の子どもたちの置かれている環境はどうでしょうか。昔と比べ、家庭や学校、地域で言葉のキャッチボールが減っていないでしょうか。その結果、持っている言葉の乏しい子どもが増えているように思われます。

先日私は、名古屋で国語専門塾を運営しておられる「国語教室ミルン」の森田ちほこさんが書かれた、『おうちで伸ばす国語力!』という本を読みました。その本の中でも、国語力の土台は「まず語彙力、次に論理力、そして読解力と続く」とあり、我が意を得た思いでした。子どもの国語力を付けるには、家庭内での言葉のキャッチボールを増やしたり、主語・述語が入ったきちんとした会話をすることが大切なように思います。

第202回 英単語の効果的な学習法

日本語の漢字を覚える上において、へんとつくりの基礎知識を知っておくことは大切です。例えば、「さんずいが付く漢字は水に関係がある」などのことです。それを知っておくだけで、今まで知らなかった漢字に出会ったとしても、ある程度推測することができることでしょう。

では、「英単語にも日本語のへんとつくりのようなものがあり、それを知っておくと、見ず知らずの単語でも、その大まかな意味を推測することができる」と述べたら、驚かれる方もおられることでしょう。

では、その例を挙げてみましょう。皆さんは、「depress,impress,express」の3つの単語の意味をご存知ですか。もしご存じないとしても、あるルールを知っていれば、その意味を推測することができます。

まず、pressです。これは「プレッシャー」とか「プレス加工」などの日本語からも、「押す」という意味が推測できるでしょう。次に、deやim(in),exの意味についてです。これらは接頭語といって、単語に一定の意味を与える役目をします。deは「デフレ」などの言葉からわかるように、「下に」という意味です。よって、depressは「押し下げる」とか「下落させる」という意味になります。また、imやinは「インカム」などの言葉からわかるように、「入ってくる」という意味です。よって、impressは「心に入ってくる」ということから「印象を与える」とか「感動させる」という意味になります。exは「出口(exit)」という言葉からわかるように、「外に」という意味です。よって、expressは「押し出す」という意味となり、「表現する」「急行(列車)」などを意味します。英単語をこのように捉えていくと覚えやすく、語彙力も広がります。

もし皆様がこのようなことにご興味をお持ちなら、『英単語の語源図鑑』〈かんき出版〉という本を入手することをおすすめします。

第201回 魚が朝と夕方に良く釣れるのはなぜ?

上記の質問に対し、皆様は何と答えますか。私は、「魚も人間と同じく、朝や夕方にお腹がすくのだろう。だから、その時間帯に釣り竿にエサをつけて海に投げれば、魚が食いついてくるのだろう。」と考えていました。しかし、ある記事を読んでいて、それは浅はかな考えだと知り、自分の無知さを恥ずかしく思いました。正しくは次の通りだそうです。

夜明けの頃、海の中の様子は次の通りです。
① 海中には植物プランクトンと動物プランクトンがいる。
② 朝、空が明るくなると、植物プランクトンが太陽の光を使って光合成をしようと、浮上してくる。
③ それらの植物プランクトンを追って、動物プランクトンが集まってくる。
④ それを食べようと小魚が集まり、さらに大きな魚も集まってくる。

では、夕方はどうでしょうか。夕方頃の海の様子は次の通りです。
① 夕方になり、太陽の光が弱まると、日光を嫌う夜行性の動物プランクトンが活動を始める。
② すると、それを食べようとする小魚が集まり、さらに大きな魚も集まってくる。

いかがでしょうか。私は、海中におけるこのような食物連鎖を知って、とても興味深く感じました。

第200回 『信長はなぜ葬られたのか』

先日、上記の本を読みました。皆様は信長が明智光秀によって殺された背景や経緯について、どのように捉えておられますか。

中学校の教科書などでは、単に「光秀が信長を裏切って殺した」くらいにしか書いてありません。しかし、この事件について深く考えてみれば、奇妙なことだらけではないでしょうか。光秀にしても、そのような大それたことを一時的な感情だけで行うわけはありません。また、もしこの事件が突然起こったことだとしたら、秀吉の中国大返しなどという大技は果たして可能だったでしょうか。そのように考えると、秀吉は予めそのような事件が起きることを把握していたと考える方が自然ではないでしょうか。

この本では、室町幕府の足利義昭・朝廷側の思惑、秀吉の駆け引きなどが詳しく書かれています。もちろん、それらは著者が色々な文献を読み込み、研究した結果であり、そこに書いてあることが真実であるかはわかりません。しかし、ここに書かれていることを読むと、この事件は光秀の発作的な行動ではなく、裏に潜む複雑な関係の中で起きたものだと感じられます。それに加え、この時代を考える上で欠かすことのできない存在が、イエズス会やキリシタン勢力です。これらの存在も、信長や秀吉と深く関わっていたことがわかります。

ところで皆様は、この時代に多くの日本人女性が奴隷としてヨーロッパに売られて行ったという事実をご存知ですか。日本人にとって、「奴隷」というと、アフリカとヨーロッパやアメリカの話だと感じ、日本には関係ないと思うことでしょう。しかし、信長や秀吉の頃の日本では、数多く、日本人女性が奴隷としてヨーロッパに売られて行ったのです。そして、その悲惨な有様は、ヨーロッパに渡った天正遣欧使節の少年たちも目にしているのです。

その事実は、「鉄砲が日本に入ってきた」ことに大いに関係しています。確かに、鉄砲は日本国内の堺などで作れるようになりました。しかし、鉄砲を使うためには不可欠な火薬や、その原料となる硝石、そして鉄砲の弾に使われる鉛などは輸入に頼るしかありませんでした。日本人女性は、それらと交換にヨーロッパへと売られて行ったのです。

このように、歴史を深く学んでいくとその奥深さを知ることができ、とても興味深く感じます。

第199回 太陽は何色?

もし皆さんが子どもの頃に戻って絵の中に太陽を描くとすれば、何色にしますか。外国の子どもが太陽を描くとき、その色は大概、黄色か輪郭だけつけて白のままにするそうです。

では、日本の子どもはどうでしょうか。赤色や朱色で塗ることが多いようです。

では、どうして日本人の子どもは太陽を赤色や朱色に色づけるのでしょうか。それは、日本人としての遺伝子に関係するようです。私たち日本人は、「朝日に向かって手を合わせる」などの習慣を持っています。また、仏教では、「浄土」はお釈迦様の生誕地であるインド、つまりはるか西の彼方にあると言われています。そこで、西方の極楽浄土を想い、夕日に向かって手を合わせる人もいます。どうも、「日本の子どもの描く赤い太陽」には、そんなことが関係しているようです。

第198回 野菜の名前当てクイズ

さて、今回は野菜の名前当てクイズをしましょう。皆様は以下の4枚の写真に写っている野菜の名をご存知ですか。
写真はこちら:
http://www.tsumugi.ne.jp/photo/yomoyama/20180827.html

一枚目の美しい花は何の花でしょうか。沖縄によく咲いている花と似ていませんか。これはオクラの花です。オクラはハイビスカスの仲間なのです。なお、このオクラの花は食べることができます。食べるとオクラの実と同様、ヌルヌルしています。この花が咲いた後、とんがった方が上になった形でオクラの実が生長します。

二枚目はイタリア料理の材料としてよく使われるバジル、三枚目はクレオパトラが好んで食べたと言われるモロヘイヤです。四枚目の野菜が何であるか言い当てられた方は、よほどの野菜通と言ってよいでしょう。

これはオカワカメといって、つる状の茎に肉厚の葉がつき、食べるとワカメのようにヌルッとして少し苦味のある野菜です。プランターに二株ほど植えるだけで、このような茂みになります。
これらは、どれも栄養に富んだ野菜で、私は毎朝これらを少し摘んで食べています。どの野菜もプランターで育てることができます。ご興味のある方は、来年その栽培に挑戦してみてはいかがでしょうか。