第147回 残念な会社

去年、気に入ったあるブランドの、テニスの帽子をデパートで買いました。テニスの度にそれをかぶっていましたが、1年経つと、日の光と汗で変色して、みるも無残な色になってしまいました。

それを持ってその店に相談に行くと、研究室へその帽子を送るので返事は1ヶ月待ってくれ、とのことでした。そのブランドの店員さんは、あたかも「炎天下で汗を流してプレーし、その後、帽子を洗わないあなたが悪い」という対応でした。

1ヶ月近くたって、またその店員さんから電話がありました。やはり、汗をかいたまま帽子を洗濯しなかった私に責任がある、との返事でした。私は半分あきれて「分かりました」と引き下がりました。

電話の後、自分がその会社の社長なら、どういうことを考え対応するだろうと考えました。その帽子は、炎天下で汗をかく条件下で使われることは自明です。なぜそれを分かっていながら、素材や染料を決めたのでしょうか。耐久性より、デザインやコスト優先だったのかもしれません。

また、お客への対応も前述のようでいいのでしょうか。少なくとも私は二度とそのブランドの店で品物を買うことはありません。
何かお客様からクレームがあったとき、会社がそれをどう受け止め、どういう対応をとるかということの大切さを痛感しました。

第146回 最近読んだ面白い本

私は休みの間に『バッタを倒しにアフリカへ』前野ウルド浩太郎 著〈光文社新書〉という本を読みました。私自身は理科系出身であるために、観察や実験に慣れ親しんでいます。また、大学時代には、ヨーロッパ放浪をしたことがあるため、貧乏旅行や現地の人々との交流などに馴染みがあります。

この本は、ポスドクの著者が、背水の陣を敷いてアフリカにバッタ研究に行く話で、読み始めたら止まらないくらい面白いものでした。将来、研究者を目指す高校生にもお勧めの本だと感じました。

第145回 AIの波

先日、AI革命についてのセミナーに行ってきました。それを聞いて、今後世の中がどう変化していくのか、おぼろげながら分かった気がしました。
今後数年間のうちに、AIは必ず私たちの生活や仕事の中に入ってくることでしょう。

例えば、焼きたてのパンを売り物にしているパン屋さんについて、考えてみましょう。そのパン屋さんに、新人のアルバイトの人が入ってきたとします。初めにその人は、どんなことで困るでしょうか。

それは、たくさんあるパンの種類とその値段を覚えることです。それらは、見た目はほとんど変わらないのに、中身や値段が皆、違います。そのために全部覚えきれず、レジ打ちに時間がかかったり、ミスをしてお客さんのクレームになったりしがちです。

そこで登場するのが、パン屋さんの画像認識システムです。これはベーカリースキャンといって、すでに導入されているものです。その仕組みは次の通りです。
1)お客さんがトレーにパンを載せ、レジ横のテーブルにそのトレーを載せる。
2)テーブルの上にはカメラがついていて、そのカメラでトレーのパンを写す。すると、パソコンの画面に映ったパンの画像にかぶさって、パンの名前と金額が表示される。

3)レジの人もお客もその画像を確認し、合計金額を知り、お客はその金額を支払う。
いかがでしょうか。このようなシステムを導入すれば、新人のアルバイトの人は、パンの名前も金額も覚える必要がないため、初日からでもレジに立つことができることでしょう。
これは、AI利用のほんの一例ですが、今後、このような場面は生活の至る所で見られるようになることでしょう。

第144回 お腹を温める大切さ

私は一度お腹をこわしてしまってから、より一層体調管理に気をつけるようにしています。私は、誰でもできる健康管理は次の2つだと思っています。
(1)食物を口に入れたらすぐに箸を置き、30回以上噛んでから飲み込む。
(2)冷たい物をできるだけ食べないようにする。冷たい物を飲んだり食べたりするときは、しばらく口の中に含み、温めてから飲み込む。

フーテンの寅さんの映画などを見ると、外で体を張って仕事をする人たちは、たいてい腹巻きやサラシを巻いています。私は、そのスタイルは格好の良さとかではなく、彼らが経験的にお腹を温める大切さを知っているからではないかと推測しています。私は、冷たい物をとらなくなって以来、ますます体調が良くなりました。

ところで、暑い中、テニスなどのスポーツをするときに冷たい飲み物を飲まなくても、体を冷やせる便利なグッズを見つけました。それは、ドラッグストアやゴルフショップなどに売っている氷嚢です。アイスキューブを入れた氷嚢をプレイの合間などに脇の下に挟んだり、首筋に当てると、すぐに体を冷やすことができます。きっと、氷嚢が首筋にある太い動脈を流れる血液を冷やすために、体の各部の体温を下げることができるようです。

暑い中でのスポーツなどをされる場合には、是非お試し下さい。