第172回 醍醐寺の花見

3月最終の日曜日、京都は好天に恵まれました。普段の休日は、スポーツや庭の手入れが中心ですが、せっかく京都に住んでいるのだからと、醍醐寺の花見に行って来ました。
(写真はこちら:http://www.tsumugi.ne.jp/photo/yomoyama/20180326.html)
醍醐寺の建立は、874年と大変古く、また、五重塔は応仁の乱の戦火を免れた京都府下最古の木造建築とのことで、全てにおいて歴史を感じさせられました。また、枝垂れ桜の木も大きくて立派で、豊臣秀吉の「醍醐の花見」に思いを馳せることが出来ました。

第171回 教科書が読めない子どもたち

私は最近、『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』という本を読み、これからの社会の姿や子どもたちの現状を勉強しています。また、いろいろな塾の先生方に、今の子どもたちの様子を聞いています。

ある先生は、「最近の子どもは舌足らずで、教室でも『先生、寒い!』としか言わないんだよ。」と、話されていました。その言葉に対してその先生は、敢えて「寒い?だからどうしたん?」と答えるそうです。その先生は、「今の子どもたちは『先生、教室の温度が低くて寒いので、エアコンの温度を上げてくれませんか?』というきちんとした日本語が言えなくなっているのではないか」と憂慮されています。これに対する皆様の感想はいかがでしょうか。

前述の本を読んでいても、子どもたちの国語の読解力や表現力の低下が、数字として示されています。このような時代に、私はこれからの子どもたちにとって大切なことは、英語の4技能より「国語力」だと思っています。

今既に、オフラインの自動翻訳機が発達していて、旅行先でも日本語をその器機に向かって話しかければ、現地の言葉に直してくれる時代です。そんな時代において大切なことは、子どもたちが“I feel cold.”と英語でしゃべれるようにすることより、筋道立った日本語を使いこなせる人間に育て上げることではないでしょうか。

前述の本では、「Siri」に向かって、「この近くのイタリア料理店以外のレストランを教えて下さい。」という意地悪な質問をすると、対応できないと書いてありました。私も今、アイフォンに向かって同じ質問をしましたが、イタリアレストランしか表示されませんでした(笑)。私は、今の子どもたちもこのような傾向にあるような気がしています。つまり、文章の表面的なところしかとらえず、本質をじっくり考えないようになっているのではないか、ということです。皆様のお考えはいかがでしょうか。

第170回 緊張したときの対処法

私は先日、40歳を過ぎてもスキージャンプの現役として活躍している、葛西紀明氏の書いた『「疲れない体」と「折れない心」のつくり方』という本を読みました。この本には、日常で実践できることがたくさん書いてあり、とても参考になりました。

私は若い時から、完璧主義で目標達成志向が強いという性格です。そのため、交感神経がいつも高ぶっている傾向にあります。葛西氏も、試合前などにはそのような傾向があるそうです。それを鎮め、バランスをとるために、独特な呼吸法を編み出しました。私にはとてもそれが参考になり、緊張する場面ではそれを思い出して実行するようにしています。

もし皆様が緊張した場面に遭遇したときは、大きく深呼吸してみましょう。それだけで心の持ち方が大きく変わることでしょう。

第169回 天ぷらは何料理?

皆さんがこんな質問を受けたとしたら、何とお答えになるでしょうか。私はずっと「天ぷらは油で揚げるのだから、揚げ料理に決まっているだろう」と思っていました。ところが、ある有名天ぷら店の職人さんの話を読んで、そうではないということを知りました。

では、何料理なのでしょうか。それは、「蒸し料理」です。その店は名古屋にあり、客席はたった6席です。しかも、食事のスタート時間が決まっていて、遅刻は厳禁です。客単価は5万円程です。

天ぷらは食材を160~200℃の油の中に入れて料理します。それは、瞬間勝負で、食材の水分を抜き、食材のうまみを濃厚にするためです。天ぷらの衣は、食材から出た水分を吸着する役目をします。そのため、その店では食材に合わせて何種類もの衣を用意します。例えば、エビに使う衣でサツマイモを揚げたとします。すると、水分が抜けすぎて、サツマイモがパサパサになってしまうのです。つまり、エビを揚げるための衣とサツマイモを揚げるための衣は別に作らねばならないのです。私はこのようなことを知って、とても驚きました。また、その店のこだわりを知って、感心しました。

その店が1日1回転で、しかも6人同時スタートなのは、天ぷらによって衣を次々に変えていかねばならないので、そうせざるをえないからです。また、その日のコースの値段は、「時価」で約5万円程なのも、市場でその日の最高級食材を仕入れるためだからだそうです。このような店の存在を知って、私は「一生に一度でいいから、そんな天ぷらを食べてみたいものだ」と思いました(笑)。