第136回 小学生への英語教育

私共は、夏の展示会に参加するために、全国に出かけています。そこで色々な情報交換をして、つくづく思うことがあります。それは、これから始まる小学校の英語教育です。

小5から英語が教科として加わり、週2回の授業が行われます。そして、中学の英語では、それを前提とした教科書による指導となります。小5、小6で、既に一般動詞の過去形まで習うようですから、中1の教科書はそれを前提とした内容になることでしょう。

今でも小学生は盛りだくさんのことを学んでいますが、更にその上に英語が加わることになります。勉強の消化不良を起こさないでしょうか。また、中学生で既に英語の落ちこぼれとなる生徒を作り出さないでしょうか。そして、小学校の先生は、上手に英語を教えられるのでしょうか。このように、少し考えただけでも色々な不安や疑問が湧き起こります。

しかし、見方を変えれば「ビジネスチャンスは世の中が変化するときにやってくる」ということも言えるので、塾にとっては、英語教育の変化がチャンス到来となるかもしれません。このように、小学生の英語教育の変化については、今後、注意深く観察していくことが大切なように感じます。

第135回 良く噛むことの大切さ

先日、ある若手弁護士さんと食事をする機会がありました。その時に一番驚いたことは、「食べるスピードがとても速い」ということでした。

そこで、その方に「体調はいかがですか。色々と不調なところはありませんか」と尋ねました。すると案の定、不眠や胃の不調など、色々な健康上の悩みを抱えているとのことでした。

そこで私は、「健康を回復するのに、一番簡単で誰にでもできることがありますよ。それは、食物を口に入れたら一旦箸を置いて、30回以上噛んでから飲み込むことです。」とお教えしました。その方はとても仕事が忙しく、昼食などを充分噛むことなく、5分から10分で食べているとのことでした。

食物を良く噛むと、唾液に含まれる成長ホルモンの一種、パロチンの分泌量が増えます。パロチンは、体の組織を修復する手助けをしたり、重要な役目をします。また、唾液にはEGF(上皮成長因子)というあらゆる細胞の増殖に関係するホルモンが含まれます。つまり、何回も噛んで食事をする人は、そのようなホルモンをしっかり分泌させつつ、胃や腸の消化吸収にも負担をかけない習慣を身につけていると言えます。

塾の仕事や、毎日忙しい仕事に携わっている人は、とかく食事時間が短くなりがちです。心当たりがおありの方は、今日の夕飯から「食物を口に入れたら一旦箸を置き、1口30回は噛んでから飲み込む」という事を試してみてはいかがでしょうか。

第134回 「鳥貴族」経営のすごさ

ある経営情報レポートで、280円均一 焼き鳥専門店「鳥貴族」の経営方法について知りました。そして、その手法に驚きました。

私は家内の手料理ばかりを食べているので、ほとんど外食をしません。ですから、普通、チェーンの居酒屋などにはほとんど行くことがありません。また、出張の時は地元の居酒屋などに入り、その地の魚などを食べることを楽しんでいます。チェーンの居酒屋は、どちらかというと外国産の食材などの利用が多いように感じ、足が遠のいていました。

しかし、「鳥貴族」の経営内容を知って、何かのきっかけがあったら利用してみたいと思いました。
「鳥貴族」は、この5年間で売上高は3倍、営業利益は10倍以上伸ばしているそうです。その経営法のコツは、「やらないことを決める」ことと、「原価率の高さ」のようです。私が居酒屋に行って、あまりいい気持ちがしないことの一つとして、「お通しが勝手に出てきて、それも別途料金が必要である」ということがあります。「なぜ、頼んでもいないものが出てきて、それを食べさせられるのか」と感じます。

「鳥貴族」では、「お通し」は出ず、その代わり、注文したらすぐに出てくる「スピードメニュー」というものがあるそうです。私はそのシステムに「なるほど!」と感心しました。ビールとともに、自分の食べたい一品がすぐに出てくるシステムというのは、とても理にかなっています。そんな細かい所にも目を配っているということにも、その経営法のすばらしさを感じました。

また、普通の居酒屋さんなら、生ビール(中)が一杯400~500円程度ですが、「鳥貴族」ならそれも全て280円だそうです。それは、酒呑みの側からすればとても魅力的です。その価格設定は原価率を押し上げるので、「鳥貴族」からすると大変だと思いますが、お客の心をよく掴んだ値段設定だと感じます。更に、看板メニューの焼き鳥は、一般の居酒屋の原価率を度外視して、どれもジャンボサイズで国産の新鮮な鶏だけを使って、差別化しているようです。

このように、世の中の居酒屋の常識を覆し、自分たち独自の哲学を貫いていると感じられる「鳥貴族」にとても興味を覚えました。

第133回 家の小さな庭の話

私の家の小さな庭の花や野菜もぐんぐんと成長してきました。私の庭の畑はあまり日当たりや風通しが良くないので、葉っぱ類を中心に植えています。
(写真はこちら:http://www.tsumugi.ne.jp/photo/yomoyama/170522-2.html

そして、家では食べきれないほど野菜が増えた場合には、社員に配って食べてもらうようにしています。無農薬の朝採り野菜ですから、美味しくて新鮮で好評です。

さて、私のお気に入りの植物はナスタチウムです。
(写真はこちら:http://www.tsumugi.ne.jp/photo/yomoyama/170522-1.html)
この植物は、花壇に植える花としても楽しめますが、葉も花も食べられる、「イータブルフラワー」としても有名です。

葉は、里芋の葉と似て、傘のようになっています。見た目がとてもかわいらしく、食べてもピリッとして美味しいです。また、花はカラフルで目を楽しませてくれます。夕食の時、ミックスサラダの上にナスタチウムの葉と花を載せてサーブすると、高級レストランで出されるサラダのような雰囲気で楽しめます。

ナスタチウムの栽培はとても簡単で、プランターでも充分育てられます。また、ぐんぐん成長するので、毎日食べることができます。ご興味のある方は、ナスタチウムのプランター栽培に挑戦されてはいかがでしょうか。

第132回 認知症や意識障害への理解

先日、上田脳神経外科 院長 上田孝先生が講演した内容のダイジェスト文を読みました。それにより、ようやく認知症や意識障害がどういうものか、よく分かりました。また、どうしたら認知症や意識障害にかからずに済むかということも理解できました。

まず、「意識」とは何でしょう?先生は、「意識とは真っ暗闇の中を照らすサーチライトだ」と説きます。闇の中で、目指す目標にパチッとサーチライトを当てるには、2つの条件があります。1つは、サーチライトをきちんと狙いすました所に当てられるということです。もう1つは、そのサーチライトに充分な光量があるということです。

その「意識」障害とは、どのような状態かを理解する適切な例があります。それは、お酒を呑みすぎて酔っ払った状態です。お酒を呑みすぎてしまうと、足取りが危なっかしく、ろれつもよく回りません。また、次の日には前日のことをよく覚えていません。私はお酒が好きで、昔はよくそんな風になるまでお酒を呑んでいたので、その状態がとてもよく分かります。
認知症や意識障害にかかった人は、絶えずそのような状態になっていると考えると、その症状をほぼ理解できました。

では、認知症や意識障害にならないようにするには、日常どのようなことに心掛けていったらいいのでしょうか。

歳を取ると、全身の血の巡りが悪くなり、それが心筋梗塞や脳梗塞を引き起こします。認知症や意識障害も、脳内の血流不足が原因で起こるとのことで、とても合点がいきました。それが分かると、「誰でも手軽にできる脳を活性化させる方法」が理解出来ます。その1つとして、手をグーパーグーパーすることです。それをするだけで、普段は流れが悪い部分の脳の血流が10%良くなるそうです。また、目を左右に動かしたり、垂直に動かしたりするのも良いようです。そうすると、脳の前頭葉の血流が良くなるため、脳のサーチライトが狙いすました所に充分な光量で当てられるようになるとのことです。

世の中には、運動もせず、一日中テレビの前に座っている年輩の人もいると聞きますが、そのような人は、認知症や意識障害になりやすいのかもしれません。歳を取っても、こまめに料理をしたり、庭いじりをしたり、よく体を動かすことを心掛けるのが大切なようです。
お手玉遊びなども、お手玉を追って目を上下に動かすので、前頭葉の血流が良くなり、とても効果があるようです。

第131回 街頭でのチラシ配り

よく、街角でチラシやティッシュを配っている人を見かけます。その時、皆さんはどのようにされていますか。

私自身は、学生時代にチラシ配りのアルバイトをしたことがあります。また塾を経営していた頃は、学校の校門前などでチラシ配りをした経験もあります。この仕事をしていて一番嬉しいことは、何といってもチラシを受け取ってくれた時です。逆に、一番辛いのは、つっけんどんに「いらないよ」という感じで無視されることです。通行人の中には、一旦は受け取るが、しばらくしてポイと道に投げ捨ててしまう人もいます。

チラシを撒く側とすると、このような時はとても惨めな気持ちになります。また、その惨めな気持ちのまま次の人にチラシを渡そうとすると、その暗い気持ちが敏感に相手に伝わり、チラシを受け取る率が低下してしまいます。すると、ますます惨めな気持ちになり、更にチラシの受け取り率が低下するという悪循環が起きます。チラシ配りのアルバイトをしている人にとっては、チラシを配りきることがノルマとなっているので、このような状態が続くと泣きたい位の気持ちになります。

私は経験上、配っている人のそんな気持ちがわかります。そこで、私は街頭でチラシを配る人がいたら、できるだけ受け取るようにし、「ありがとう」と声を掛けることにしています。そうすると、チラシを配っている人も嬉しそうにして、「ありがとうございます」と返してくれます。

些細な事かもしれませんが、世の中を少しでも明るくしていくために、こんな心配りも大切かもしれません。

第130回 ある施設での体験

私はある週末、京都から2時間ほど行った所の滋賀県のレジャー施設に泊まりました。年2回、もう30年も続いているテニスの親睦会がそこであるからです。テニスの仲間は、ほとんどが皆60代か、70代前半ですが、絶えずテニスで体を鍛えているせいか、皆とても元気です。半年ごとにお互いの健在ぶりを確認しつつ、また半年後の再会を誓っています。

さてその施設で、こんなことに出会いました。もう何年もその施設を利用しているので、その施設から定期的にコーヒーの無料券等の入ったDMが送られてきます。そのため、その宿に着いたらそれを使って無料のコーヒーを飲み、運転の疲れを癒すのが楽しみです。今回同じようにそのチケットを使ってコーヒーを飲もうとしたら、「それは6月から使えるチケットなので、今日は使えない」とのことでした。「無料でコーヒーを飲むのなら、もう一つ前のDMのチケットなら使えるので、そのチケットを持ってきてもらうか、有料で飲むかしてください」とのことでした。コーヒー一杯のことで目くじらを立てるのも大人気ないと感じ、有料で飲みましたが、何か釈然としませんでした。また、帰りには、いつも購入するお土産を今回はやめようかな、などとも思いました。

もしこのような時、「お客様いつもご利用ありがとうございます。これは6月からしか使えないチケットですが、いつもご利用いただいているのでこれでも結構ですよ。さらに、もう1枚6月から使えるチケットを差し上げますので、またぜひお越しください。」と対応したらどうでしょうか。たったコーヒー一杯の事ですが、何か機会があったらまた来ようかと言う気にならないでしょうか。

最近は、臨機応変な対応よりも、杓子定規で対応されるようなことも多いように感じます。どんな仕事でも、お客様の気持ちや立場に立った対応を心がけたいものだと感じました。

第129回 口や体は何のためにあるの?

世の中には、五体満足な体で生まれてきても、その体を悪いことに使って、自分の人生をだめにする人もいます。逆に、体が不自由であっても、世の中の人々を元気付けたり、人の役に立つよう努力する人もいます。

元中学教師の腰塚勇人氏は、36歳の時にスキー中の事故で首の骨を折り、全身の機能を失い、食事も風呂も排泄も、看護師の介助なしではできなくなってしまいました。そのため、毎日死ぬことばかり考えていたそうです。

そのような環境の中で、周りからの励ましのお陰で、「懸命にリハビリに励み、もう一度教壇に立とう。」と決意したそうです。その事故から4ヶ月後、過酷ともいえるリハビリを乗り越え、氏は本当に教壇に戻ってきました。

その後、氏は天から与えられた体の大切さを、生徒や周りの人々に訴え続けました。氏はそのメッセージを後述のような「五つの誓い」としてまとめています。私は、この「五つの誓い」を読んで「全くその通りだ。『口、耳、目、手足、心』を本来の目的でないことに使っている人が何と多いことか。私自身も絶えず心掛けよう。」と感じました。

「五つの誓い」は次の通りです。「口は人を励ます言葉や感謝の言葉を言うために使おう/耳は人の言葉を最後まで聴いてあげるために使おう/目は人の良いところを見るために使おう/手足は人を助けるために使おう/心は人の痛みが分かるために使おう」

第128回 『ガンで余命ゼロと言われた私の死なない食事』

私は健康維持に人一番敏感です。先日は、上記のタイトルの本を読みました。

この本の著者は神尾哲男さんといって、フレンチレストランのシェフをされていた方です。氏は51歳の時、腰に激痛が走り、救急車で病院に担ぎ込まれました。診察の結果は末期ステージ4の前立腺ガンでした。しかも、そのガンは脊髄3ヶ所と左鎖骨、鼠径(そけい)部のリンパ節にまで転移していたそうです。その時、医者からは「いつ死んでも不思議ではない」と言われたそうです。

氏の今までの生活は次の通りでした。お酒をたくさん飲み、タバコを吸いまくってきました。ジャンクフードを食べまくり、夜中に暴飲暴食をしました。甘い物が大好きで、羊羹を1本まるごと恵方巻きのように食べたりもしました。また、喫茶店で人と話す時も、シュガーポットの角砂糖をつまみながらガリガリやっていました。やはり、このような食生活や生活の乱れがガンを引き起こしていたようです。

その後、氏は即入院し、手術を受けたり、ホルモン治療を受けたりしたそうですが、ちっとも回復の兆しはありませんでした。そこで氏は、「俺は料理人だ。食で病を治すんだ!」と決めて、「食」の研究に没頭し、日々実践しました。そこで辿り着いたのが、今から50年ほど前の日本人の食事でした。

また、マクロビオティックについても研究し、その食事も2年ほど続けました。その結果、体質が変わり、ガンの進行はピタリと止まりました。その後、やはり体に力を与えるにはタンパク質も必要だと気付き、肉や魚も食べるようにしました。

第127回 神道の考え方

私の姓は「鳥居」ということもあり、鳥居家の宗派は神道です。 神道は、知らず知らずに日本人の心の中に息づいています。例えば、「どんな所にも神がひそんでいる」などの考え方です。

また、日本人特有の感覚として、「親先祖が見ている」というものもあります。そしてこれは、新潟県燕市鎮座戸隠神社 禰宜(ねぎ)渡邉大蔵氏 の講演録から知ったことですが、日本人の死生観には、「全て神様の世界から来て、亡くなったらまた神様の世界に帰る」というものがあるそうです。

海外では、「契約を守ったら天国に行き、天の掟に歯向かうと地獄に行く」と考えられています。しかし、日本人はあくまでも「たま(心)はご先祖様のところに帰る」という感覚を持っているとのことです。この考え方を外国人に話すと、「じゃあ、悪いことをしても良いことをしても、結局同じ所に行くということですか」と驚き、「だったら悪いことをするに決まっている」と言う人が多いそうです。

しかし、神道の考え方は次の通りだそうです。 「悪いことをすると、あの世に戻ったときに親先祖に怒られる。また、迷惑を掛けた人に謝り続けなければいけなくなる。」そうです。だから、あの世ではとても生きにくくなってしまいます。また逆に、この世で良いことをたくさんすると、親先祖や先に亡くなった人から、「おまえは生きている間いっぱい頑張ってこちらの世界に来たね」とほめられ、あの世の生活が楽しくなるそうです。

以上でわかるように、「みんな同じ世界に行くということは、この世の生き方によって、あの世が天国にも地獄にもなる」ということだそうです。 来日した外国人が、「日本では落とした財布が戻ってくる。しかも中の現金が手つかずで…!」と驚くなどの話をよく聞きます。 このようなことを考え合わせると、日本人の心の中には、無意識のうちに神道が息づいているのかもしれないと、感じました。